このタスペーサー(黒い小さな部品)の取り付け意味は、重なり合う屋根材に隙間を作るためです。
雨水は高いところから低いところに流れますが、その途中で塗料の塗膜壁(隙間がない状態)があると思うように流れて行かず、雨水がその溜まりに滞ってしまい素材を傷めます。
過去の塗替え時にタスペーサーを付けていない現場が多くあり、近年では当たり前のように取り付けを推奨しています。
ただし、取り付け位置や取り付け方法も適切に施工しなければ意味がありません。
コロニアルの屋根塗り替えです。
たっぷりと下塗りを2回おこない、フッ素塗料で2回塗りまして合計4回塗りの仕上げです。
赤い朱枠はタスペーサーです。画像では見えにくいんですがきちんと入っています。
一番右上の写真では横樋に溜まっていたヘドロが綺麗に取り除かれている事が確認できます。
写真でもかなり綺麗に仕上がっていることがお分かりになりますか?
実際はさらに質感があって上質に仕上がっています。